学生時代コンビニでバイトしていた時のこと。そこはビジネス街でホテルも多く、外国人のお客さんも多く来られていました。

その中の一人にいつも缶酎ハイとパックの焼き鳥を買って帰られる白人の男性がいました。レジでお会計をした後はいつも「サンキュー」と笑顔で声をかけてくれるとても感じの良い方で今でもよく覚えています。

ある日仕事に入る前に店の前でたばこを吸っていると、その男性がいつものように買い物を済ませ店の前のベンチでお酒を飲み始めました。

当時私は外国に強い憧れを抱いていたので、その方と話してみたくなりました。英語なんて話したこともなく、英語のテストでいつも赤点だったばかりの私になんであんなに思い切りよく行動ができたかは未だに不思議です。

今ではインターネットなど色々と外国人との出会いの場もあるようですね。

気付いた時には片言の英語で「ハロー」と声をかけていました。向こうも一瞬戸惑ったものの、すぐに「ハロー」と返事をしてくれました。

そこからどこから来たのか、なにしに日本に来たのかなど本当に色々話しました。

彼はドイツから仕事で来ていて医療系の機材の営業をしにきたとのことで、次の日にはもう福岡まで行ってしまうようでした。

一人で日本に来たから話す相手もおらず寂しい思いをしていたらしく、それが嫌で毎日うちのコンビニで買い物をしていたそうです。

拙い英語で一時間くらいやりとりをして、なんとかお互いに楽しくコミュニケーションとっていましたが仕事の時間になり、私はさよならを伝えました。彼は仕事終わりに飲みに誘ってくれましたが残念ながら夜勤だった私はそのお誘いを断りました。

私との他愛もない話を本当に楽しんでくれ、会えてよかったと言ってくれたことが本当にうれしかったです。あれから彼とは会えませんでしたが私のように彼もまたこの時間を時々思い出してくれていたらいいなと思っています。